日本社会病理学会とは


 日本社会病理学会は、社会病理現象や社会問題などを研究する日本の代表的な学会で、1985年(昭和60年)に設立されました。
 本学会は現在200名を越える会員がおり、大学・研究所・専門学校・企業等に所属する研究者、小・中・高校の教員、裁判所・刑務所・少年院・鑑別所・保護観察所等のスタッフ、病院のケースワーカー等広範な職種の人々によって構成されています。
 また会員の研究分野は、社会病理や社会問題の基礎理論・学説、社会病理や社会問題の調査法、研究法をはじめとして、犯罪・非行・逸脱、家族、社会福祉・社会保障・医療、教育・学校、地域、文化・宗教、差別問題などさまざまな分野・領域に渡っています。

 日本社会病理学会は学会機関誌『現代の社会病理』の刊行を通して、日本の社会病理・社会問題の研究を理論的にリードしてきています。
 また本学会に所属する会員の中には、例えば最近の「非行・犯罪」、「いじめ」、「ホームレス」など社会的に大きな反響を呼んだ病理現象の具体的調査・研究に積極的に取り組み、それらに対する実践的な対策の立案に多大な貢献をしている会員がたくさんおります。
 さらに国際化が進展する中で、本学会は社会病理や社会問題の調査研究に関心のある海外の研究者達に研究発表の機会を積極的に提供してきています。

日本社会病理学会の活動


  1. 社会病理学・社会問題研究の普及・振興
  2. 研究大会・部会(年1回開催・秋)および研究集会の開催
  3. 会員の研究促進、共同調査研究
  4. 機関誌(年1回発行)その他の刊行物の発行
    (『現代の社会病理』<Journal of Social Problems>)
  5. 内外における関連学会との連絡