日本社会病理学会機関誌『現代の社会病理』総目次


現代の社会病理 35(2020年度)


巻頭言
  当事者としての研究者井上眞理子
特集:地域からの対抗・抵抗・創造
  地域からの対抗・抵抗・創造中村 正
  在日外国人の地域支援
  ―在日コリアン集住地域のコミュニティケアから―
魁生由美子
  障害福祉制度は「地域」における生活をいかに変化させたか
  ―制度利用者数の拡大と市民権の相克―
中根成寿
論文
  ネット右翼言説拡散の「回路」
  ―「HINOMARU」をめぐる炎上の事例研究―
中谷勇哉
  文化産業における子ども像とその変遷
  ―幼児雑誌の付録への分析を通して―
桑畑洋一郎
  飲酒運転厳罰化の議題設定に関する分析
  ―仲介者としての新聞報道に注目して―
小野田美都江
  「いじめ自殺」事件における過去の再構成
  ―大津いじめ事件の「自殺の練習」報道に着目して―
今井 聖
  周縁化された男性の生活体験の臨床社会学的探求
  ―「非モテ」現象にかかわる男性のナラテイブをとおして―
西井 開
研究ノート
  若者就労支援における地域の関係機関との連携
  ―地域若者サポートステーション事業の事例から―
金本估太
現場レポート
  警備会社における障がい者雇用の取り組み
  ―障がい者雇用と業績安定について―
岩崎龍太郎
書評
  黒木保博監修、中嶋和夫・近藤理恵編著
  『世界の子どもの貧困対策と福祉関連QOL一日本、韓国、イギリス、アメリカ、ドイツ』
田中理絵
  山田陽子著
  『働く人のための感情資本論―パワハラ、メンタルヘルス、ライフハックの社会学』
小森田龍生
  相良翔著
  『薬物依存からの「回復」―ダルクにおけるフイールドワークを通じた社会学的研究』
清水新二
  朝田佳尚著
  『監視カメラと閉鎖する共同体―敵対性と排除の社会学』
江崎徹治
  山本努編著
  『地域社会学入門―現代的課題との関わりで』
厚 香苗
  渡邊拓也著
  『ドラッグの誕生―一九世紀フランスの〈犯罪・狂気・病〉』
本田宏治
  矢島正見・岡本吉生・山本功編著
  『平成の青少年問題』
岡邊 健
  煖エ康史著
  『ダブル・ライフを生きる〈私〉―家族に犯罪者をもつということ』
神原文子
  神原文子著
  『子づれシングルの社会学―貧困、被差別、生きづらさ』
山下亜紀子
編集規定・投稿及び執筆規定
編集後記