日本社会病理学会機関誌『現代の社会病理』総目次


現代の社会病理 24(2009年度)


巻頭言:辺境からの通信北澤 信二
特集:若者・子どもの生きにくさ――日常性に潜む「病い」
  はじめに:シンポジウム・特集の趣旨辻 正二
  キャラ化する日常世界の光と影
  ――後期近代社会における存在論的不安
土井 隆義
  いじめ問題と大人の意識竹川 郁雄
  「人間の飛蝗」をさまたげるための、心理―社会的秩序生態学
    の構想――いじめ研究の成果から生じるあらたな学問領域
    と実践領域の生成
内藤 朝雄
論文
  犯罪と地域社会の関係についての理論的考察
  ――システミックモデルにもとづくソーシャル・キャピタル論の
    検討を通して
竹中 祐二
  親密性と暴力:「虐待学」序説石川 洋明
  社会関係の開放化と自殺
  ――social integrationの視座からみる市町村別自殺率
田所 承己
  雑踏事故およびその対策の専門家をめぐる問題
  ――雑踏警備業務の社会学
田中 智仁
  断続的データに基づく再非行化要因の検討
  ――生存時間分析を用いて
岡邊 健
  メディア報道と少年犯罪――大正期の少年事件と新聞報道作田 誠一郎
現場の声
  日本司法支援センターによる被害者支援事業の現状と課題矢作 由美子
書評
  井上眞理子著
    『リスク・ファミリー――家事調停の現場から見た現代家族』
野田 正人