日本社会病理学会機関誌『現代の社会病理』総目次


現代の社会病理 37(2022年度)


  
巻頭言
  大学における授業方式と身体化されるメンタリティ野田陽子
特集:教育をめぐる社会病理
  教育をめぐる社会病理中村正
  中学校の「荒れ」と部活動
  ―学校教育における部活動の位置を考える―
西田芳正
  なぜうちの子は学校へ行けないのか?
  ―発達特性をもつ子の保護者へのインタビューから―
益田仁
  誰のための生徒指導なのか?
  ―修復的正義・実践の視点から―
竹原幸太
  学校における非行少年と教師に関する考察
  ―非行少年に対する教師の実践的なアプローチとは何か―
作田誠一郎
論文
  貧困言説における自己責任論と子どもの貧困論の関係
  ―貧困に言及した雑誌記事の内容分析から―
田中祐児
  「成立しない恋愛」の困難において集団が持つ意味
  ―「サークルクラッシュ」経験の語りから―
堀内翔平
  中国農村における幸福な高齢者の生活構造
  ―河北省呂施荘村高齢者への半構造化インタビュー調査結果の検討―
楊楊
  子どもの犯罪被害防止における<地域>の称揚
  ―「安全と教育のディレンマ」の視点から―
桜井淳平
現場レポート
  大学教員にとっての労働問題井上眞理子
書評
  須藤康介著
  『学習と生徒文化の社会学―質問紙調査から見る教室の世界』
吉武理大
  高木健志著
  『農村ソーシャルワーク Rural Social Work:ルーラル・ソーシャルワーク―現代農山村から考えるソーシャルワーク実践―』
澤田千恵
  田中智仁著
  『気ままに警備保障論(1・2・3)』
野田陽子
  岡邊健編
  『犯罪・非行からの離脱』
金澤由佳
  矢島正見著
  『ある犯罪社会学・社会病理学研究者の人生行路―時代と成育と背後仮説』
横山実
  赤羽由起夫著
  『少年犯罪報道と心理主義化の社会学―子どもの「心」を問題化する社会』
中村晋介
  井上眞理子著
  『法学における「信頼則」概念と社会学における「信頼」概念―司法の場における法と信頼との相互補完的関係』
三浦恵子
  日本社会分析学会監修 稲月正・加来和典・牧野厚史・三隅一人編
  『生活からみる社会のすがた(シリーズ生活構造の社会学1)』
進藤雄三
  上田光明著
  『犯罪学におけるコントロールモデルの展開と犯罪原因論の課題』
齊藤知範
編集規定・投稿及び執筆規定
編集後記