日本社会病理学会機関誌『現代の社会病理』総目次
現代の社会病理 38(2023年度)
巻頭言 | |
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災害も戦災も社会病理学の研究テーマである | 麦倉哲 |
特集:現代家族研究の争点と社会病理学―家族を透視する― | |
第38回大会シンポジウムについて | 中村正 |
若年受刑者の語りから考える社会復帰と家族 | 下郷大輔 |
子どもをめぐる政策における家族主義 ―「家族」「家庭」の定義をめぐる困難と解としての「脱家族化」 | 藤間公太 |
論文 | |
精神障害者たちの対人関係の多様さ ―サポート受領の類型とその関連要因に関する計量社会学的研究― | 堀兼大朗 |
児童生徒の自殺事件をめぐる学校の事後対応はいかに問題化されるのか ―M.ポルナーの「経験の政治学」の視角から― | 今井聖 |
ラウンドテーブル報告 | |
「最悪の社会問題・社会病理」としての戦争 | 相良翔 |
戦死・戦没者の死の検証と「生命の格差」 ―渡嘉敷島の戦争から― | 麦倉哲 |
社会的な「問題」としての戦争被害の捉えられなさ ―空襲の<日常化>・<一般化>に着目して― | 木村豊 |
自衛隊体験についての考察 ―体験の整理と細分化による自衛隊研究の展望― | 津田壮章 |
書評セッション | |
『社会病理学の足跡と再構成』を読み広げる | 朝田佳尚・田中智仁・矢島正見 |
「批判的実在論の可能性」解題 | 竹中祐二 |
書いて終わらない臨床社会学にむけて | 西井開 |
社会病理学・臨床社会学は「集団」をいかにして捉えるべきか | 堀内翔平 |
初学者から見た社会病理学 ―批判的実在論を基盤とした固有の領域と学際的領域 | 桂悠介 |
批判的実在論からみた若者就労支援研究の展開可能性 | 金本佑太 |
書評 | |
宝月誠著 『シカゴ学派社会学の可能性―社会的世界論の視点と方法』 | 井出裕久 |
山本努編 『よくわかる地域社会学』 | 杉山和明 |
高野和良編著 『新・現代農山村の社会分析』 | 長光太志 |
鮎川潤著 『新版 少年犯罪―18歳、19歳をどう扱うべきか』 | 作田誠一郎 |
室井研二・山下亜紀子編著 『シリーズ生活構造の社会学2 社会の変容と暮らしの再生』 | 神原文子 |
中森弘樹著 『「死にたい」とつぶやく―座間9人殺害事件と親密圏の社会学』 | 朝田佳尚 |
廣末登著 『テキヤの掟―祭りを担った文化、組織、慣習』 | 厚香苗 |
大江將貴著 『学ぶことを選んだ少年たち―非行からの離脱へたどる道のり』 | 服部達也 |
田中智仁著 『気ままに警備保障論4』 | 江蕪O治 |
編集規定・投稿及び執筆規定 編集後記 |