日本社会病理学会機関誌『現代の社会病理』総目次


現代の社会病理 36(2021年度)


  
巻頭言
  新型コロナ禍における一社会学者の思い神原文子
特集:社会病理学における地域・都市研究の広がりと深まり
  社会病理学における地域・都市研究の広がりと深まり中村正
  大阪の社会調査はどこから来てどこへ行くのか?
  ―社会病理学と大阪社会学研究会調査を中心に―
川野英二
  出所者はいつまで(元)犯罪者として生きることを強いられるのか?
  ―はじきだされる場/やりなおす場としての地域・都市―
掛川直之
  「地域/コミュニティ」概念を再考する
  ―移動性の観点から―
阪口毅
論文
  高齢者の詐欺被害を規定する要因は何か
  ―機会構造/選択モデルにおける危険因子の実証分析―
齊藤知範・山根由子
  日常生活の自明性によるクレイム申し立ての「予めの排除/抹消」
  ―「性的指向」概念に適合しないセクシュアリティの語られ方に注目して―
松浦優
  少年院の経験と進路希望の形成
  ―高校進学希望者に着目して―
大江將貴
  フリースクール運動台頭以前のオルタナティブ教育における私塾
  ―1970〜80年代における遠山啓と八杉晴実の所論を通して―
香川七海
現場レポート
  再犯防止推進法に基づく少年院の外部機関、地域社会との連携・協働の実情と問題点、今後の課題について 服部達也
国際会議参加報告
  第12回アジア犯罪学会大会の報告 横山実
書評
  石田仁著
  『はじめて学ぶLGBT―基礎からトレンドまで』
井上智史
  作田誠一郎著
  『いじめと規範意識の社会学―調査からみた規範意識の特徴と変化(佛教大学研究叢書)』
川北稔
  矢島正見著
  『社会学としての犯罪社会学―犯罪・非行・逸脱・病理研究の裏街道をゆく』
中森弘樹
  前島賢土著
  『日本のホワイトカラー犯罪』
近藤諭
  三隅一人・高野和良編著
  『ジレンマの社会学』
朝田佳尚
  野沢慎司・菊池真理著
  『ステップファミリー―子どもから見た離婚・再婚』
南山浩二
  デュルケーム/デュルケーム学派研究会著 中島道男・岡崎宏樹・小川伸彦・山田陽子編
  『社会学の基本―デュルケームの論点』
内藤朝雄
  金澤真理・安田恵美・煖エ康史編
  『再犯防止から社会参加へ―ヴァルネラビリティから捉える高齢者犯罪』
都島梨紗
  友枝敏雄・樋口耕一・平野孝典編著
  『いまを生きるための社会学』
金子雅彦
  廣末登著
  『だからヤクザを辞められない―裏社会メルトダウン』
煖エ康史
  都島梨紗著
  『非行からの「立ち直り」とは何か―少年院教育と非行経験者の語りから』
土井隆義
  西井開著
  『「非モテ」からはじめる男性学』
須藤康介
編集規定・投稿及び執筆規定
編集後記